実際にあったクリニックへのクレーム

患者さまの不満はほとんどが表面化することがありません。しかし、そんな状況でも不満を表明いただいた患者さまもいらっしゃいます。
「受付スタッフが無愛想で二度と行きません。」
「治療前リスク説明がなく、治療後に言われて不信感があります。」
「予約したのに1時間以上待たされるってあり得ない!」
「追加料金があるなんて全く聞いていなくて、高額な請求にビックリした!」
これらのクレームに対応する具体的な方法を知ることがクリニック経営にとって非常に重要であると考えています。
口コミの影響とは

地域医療の最前線でご尽力いただいている先生にとって、「Googleの口コミ」はあまり重要ではないと感じていらっしゃるかもしれません。しかし、実際は「集患に大きな影響を及ぼしている」とデータも示しております。
実際、多くの患者さまが病院を選ぶ際に最初に確認するのがGoogleの口コミ。口コミが良ければ、それだけで新たな患者さまが足を運んでくれるチャンスが広がります。逆に、悪い口コミが目立つと、それが不安材料となり、せっかくの患者さまの訪問を遠ざけてしまうことも…。
「でも、自分の病院には良い点がたくさんあるのに、どうして口コミが悪いのだろう?」と感じるかもしれません。それは、口コミの管理方法が不十分だからかもしれません。あるいは、患者さまとのコミュニケーションに改善の余地があるのかもしれません。
口コミの影響力を理解し、どのようにポジティブな評価を得るか、そして、もし悪い口コミがあった場合にはどう対応すれば良いのか。そのノウハウを身につけることで、患者さまの信頼を勝ち取り、来院数を増やすことが可能になります。口コミの管理、患者さまへとのコミュニケーションスキルなどを磨きあげることにより、先生のクリニックも、ただ患者さまを迎えるだけではなく、積極的に自院の「評判」を管理し、より多くの患者さまに選ばれる場所へと成長できることでしょう。
《口コミ低評価(星1)リスク》
星1つの評価が1件増える | 患者の予約数「5~15%減少」 |
星「4.5」が「4.4」に下がった場合 | 患者予約数「5~8%減少」 |
星「4.0」が「3.9」に下がった場合 | 患者予約数「10~15%減少」 |
星1の口コミが1つ入る影響は、元の口コミ数によって更に大きく影響が変わってきます。もともとの総口コミ件数が10件のクリニックであれば、たった1つの星1の影響は、更に集患に深刻なダメージを及ぼし。もともとの口コミ件数が50件であれば、影響は比較的に少なくなります。
もともとの口コミ件数の少ないクリニックほど、星1つの評価が、たった1つ入っただけでも大きな打撃を受けやすくなるのです。
総口コミ10件未満 | 星1が1件増えると 来院数5~15%減少 |
総口コミ50件以上 | 星1が1件増えても 来院数1~3%減少 |
総口コミ100件以上 | 影響は小さいが、内容が悪いと口コミを見た患者の不安感が増す。 |
これらを放置することなく対策を講じることで、星1の口コミに対して、高評価口コミ件数比率を上げ、もともと書き込まれてしまった星1つの影響を軽減することが可能となります。
【参考】ブライドローカル(消費者レビュー調査)·ハーバードビジネススクール·ReLocal(レニュー管理会社)レポート引用
クリニック経営最前線

これまでの時代のクリニック経営で重要とされてきたことは「クリニックの立地条件・診療の質・医師の技術など」でした。しかし、現代では、そこにプラスの“付加価値”が必要とされております。
その付加価値とは「情報発信戦略とコミュニケーション能力」です。患者さまが「病院」を決める際「口コミ・動画配信・接遇力など」を注視します。これらの付加価値すべてが、来院前の患者さまに安心感を与えることにつながり、多くの新患の来院に導いてくれることでしょう。
もし、先生が新たな時代にマッチした、今後のクリニック経営に少しでも関心を持たれるようでしたら、未来の可能性は広まることでしょう。新たなる経営戦略を取り入れ、先生のクリニックにどう活かせるか、一緒に考えてまいりましょう。新しい時代に向けて、今すぐ行動を起こすことが、明日のクリニック経営を守る鍵となります。
接遇対応の重要性

患者さまが病院を選び、そして再度訪れるかどうかを決める基準は、実は医療技術だけではなく、患者さまが感じる「接遇対応」や「人間味」が、再度来院する決定的な要素でもあります。
実際に、再度来院する患者さまが最も重視しているのは、医師やスタッフの接し方、温かみのある対応、そして安心感を与えてくれるかどうか。これが、患者さまが他の病院ではなく、先生のクリニックを選ぶ理由になるといっても過言ではないと思います。
どんなに素晴らしい医療技術を提供していたとしても、接遇対応がよくない場合、患者さまの再来院に悪い影響を及ぼすことは少なくないでしょう。患者さまの心を掴むためには、医療技術と同じくらい、接遇対応やコミュニケーションのスキルが求められます。
接遇や人間味を大切にしたクリニック経営方針こそが、患者さまの心をつかみ続ける方法を知ることが非常に大切であると考えております。
ウェブの活用

これまで、ウェブサイトやSNSは「流行りのツール」や「他業界の話」と感じていたかもしれません。しかし、今の時代、これらはもはや「インフラ」として、どの業界にも必要不可欠なツールとなっております。
患者さまは、病院やクリニックを選ぶ際に、まずウェブで情報を検索します。今や、診療内容、医師のプロフィール、施設の雰囲気や口コミ、これらすべてがウェブ上に存在する、そんな時代なのです。今後、更に情報量が増加し続けていく今、クリニックの信頼性を高めて行くための“ウェブ戦略”は必須となっていると考えております。
ウェブ活用を積極的に行うことで、「選ばれるクリニック」
となり、信頼感を高めることができるでしょう。ウェブサイトや SNS を活用して、診療内容やクリニックの想いなどを、より広く発信することでクリニックの高値安定経営を実現できると確信しております。